世界夜景遺産とは、地球上に存在する美しい夜間の景観を再発見・発掘し、価値を付与する世界共通の財産です。各国地域の地形・歴史・文化と共に人々が創り上げた観光資源として、その存在をアピールするもの。本名称には、20年以上続く「日本夜景遺産」の世界版という意味だけでなく、後世に残すべき優れた夜景と鑑賞場所との重要な関係性を表現しています。
※商標登録『世界夜景遺産』出願中
17年間の「日本夜景遺産」活動を経て、「世界夜景遺産」の誕生へ。
地球上に生きる私たち人類には「夜」が平等に訪れます。その「夜」はあらゆる文化・技術の発展により様相を変え、長い歴史を育んできました。「夜」が視覚的に愛でる対象となったのは世界の国々で異なりますが、その風情豊かな「夜の景色」は絵画や建築様式等にも反映。単なる時間的な「夜」を超え、人間の心を映し出す鏡のような文化的な側面を持ち始めました。そして、日本における「夜の景色」は、和歌や建築物の中で愛でられ、日本人の美意識が織り込まれ、想像力をかきたてる独自の鑑賞文化として発展してきたのです。
そして現代。「夜の景色」は「夜景」という言葉で一般化され、固有の地形や歴史や文化により築かれた観光資源となり、現代のナイトツーリズムや地域活性化の有力な観光コンテンツとしての役割を担っています。特に日本では、夜景を愛でるという「夜景鑑賞」の発展を目的に、2004年、日本の未来を創る観光ブランド「日本夜景遺産」が誕生。20年近い活動を通じて夜景鑑賞の価値向上はもちろん、夜景観光の振興、経済的な成果を生み出してきました。結果、日本国内には280カ所の「日本夜景遺産」が誕生。「夜景観光」をテーマに官民の観光事業者が集う「夜景サミット」が日本国内外で継続的に開催されるなど、夜景の観光立国化と世界的な連携が進んでいます。
このような観光のムーブメントを背景に、当団体では世界的な夜景鑑賞及び夜景観光の価値向上、経済効果の促進、夜間景観の保持や文化的発展を目的に、新たな夜景ブランド「世界夜景遺産」を創設するに至りました。今後、夜景観光の世界的な発展はもちろん、世界のナイトツーリズムの核として成長できるよう目指して参ります。
一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー 代表理事
世界夜景遺産委員会 委員長
丸々もとお
世界夜景遺産とは、地球上に存在する美しい夜間の景観を再発見・発掘し、価値を付与する世界共通の財産です。各国地域の地形・歴史・文化と共に人々が創り上げた観光資源として、その存在をアピールするもの。本名称には、20年以上続く「日本夜景遺産」の世界版という意味だけでなく、後世に残すべき優れた夜景と鑑賞場所との重要な関係性を表現しています。
※商標登録『世界夜景遺産』出願中