未来のナイトツーリズムの核を目指す世界的夜景ブランド「世界夜景遺産」新たに3カ国地域・4箇所の夜景を認定登録!タイ・バンコクにて第2回・認定授与式を開催

世界夜景遺産委員会(一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー内)では、2024年7月26日(木)、「世界夜景遺産」の第2回新規認定登録地を発表すると共に、「夜景サミット2024 in タイ」の開催に合わせて、各国地域の代表者が認定授与式にご参加いただきました。「世界夜景遺産」とは2021年に創設した世界的夜景ブランドで、「世界的な夜景鑑賞及び夜景観光の価値向上」「経済効果促進」「夜間景観の保持や文化的発展」を目的としています。これまで、10カ国地域の夜景および夜間イベント等が認定されていますが、今回、新たに3カ国地域、4箇所が決定。新規認定登録された夜景遺産地は下記の通りです。

ワット・アルン・ラーチャワララーム(バンコク/タイ)

文化夜景遺産

タイの首都バンコク、チャオプラヤ川西岸に位置する寺院。「ワット・アルン」の意味は「夜明けの寺」、正式名称は「ワット・アールン・ラーチャワララーム」。高さ約70mの建造物・中央塔(プラーン)は、陶器の破片が使用された精微な装飾と華麗なタイルで覆われ、光が投射されることでより輝きを増す。荘厳な雰囲気と神聖な煌めきが人々を魅了する。

イーペン祭り (チェンマイなどタイ北部各地/タイ)

文化夜景遺産

チェンマイ県をはじめ北部各地で毎年行われる壮大なランタンフェスティバルで、ロイクラトン(灯籠を川に流す風習)と同時期に行われる。この祭りの最大の魅力は、「コムロイ」と呼ばれる紙で作られた数千のランタンが夜空を染め上げる瞬間。まるで星々が地上に降り注ぐような光模様は、壮大な自然と文化が見事に反映された光景だ。

ヴィクトリア・ピーク (香港/中国)

自然夜景遺産

香港島の西側、標高552mのビクトリア・ピークは、香港を象徴する代表的な観光スポット。ヴィクトリア・ハーバーを取り囲むように200mを超える超高層ビルが乱立する大摩天楼の光群は、生命力に満ち溢れ世界中の夜景ファンを虜にする。山頂へアクセスするためのピークトラム(Peak Tram)も、眺望を楽しむアトラクションのひとつ。

釜臥山展望台(青森県むつ市/日本)

自然夜景遺産

下北半島の最高峰(標高878m)の釜臥山頂付近にある展望台。陸奥湾に切り取られた市街地の夜景が特徴的で、光の輪郭をたどるとアゲハチョウが夜空に羽ばたくように見える。月が昇れば、蝶が輝く宝石(パール)を求めているようなシーンを創出。市が中心となりアゲハチョウの光模様を維持するという視点から、都市計画(立地適正化計画)に取り組んでいる。

【自然夜景遺産】

◎山上や高台、公園等の自然風景地及び、展望台などの区域が明確に定められている場所から望む夜間景観。

◎景観上で顕著な普遍的価値を有する夜の自然景観。

【文化夜景遺産】

◎芸術的な建造物や遺跡、その外観等、夜間景観における人工的なシンボル。

◎特定の区域内において、照明機器等を用いて人工的に創られた夜間景観。

◎所在する国や都市の未来的発展、文化貢献に値する歴史的な夜祭や催事・作品等。

本ブランドは夜景観光のグローバルな発展はもちろん、世界のナイトツーリズムの核になることを目指しています。またブランド名にはく、日本国内の夜景ブランド「日本夜景遺産」の世界版という意味だけでなく、後世に残すべき優れた夜景および鑑賞場所との重要な関係性を表現しています。※商標登録『世界夜景遺産』出願中

新たな認定登録地については、公式WEBサイトでもご紹介しています(日本語を含む11ヶ国語対応)。また、そのほか本ブランドの概要や認定登録に向けた申請方法、認定された世界夜景遺産認定地も掲載しています。今後も「世界夜景遺産」の認定登録活動はもちろん、各国でのプロモーションを充実させていく予定です。ぜひご覧ください。

「世界夜景遺産」公式ウェブサイトについて詳しくはこちら